現代人の「首トラブル」はスマホが原因かも?
現代の日本人は、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスに触れる時間、いわゆる「スクリーンタイム」が年々増加していると言われています。
1日の平均使用時間はおよそ3〜4時間。Z世代に至っては、7時間を超えるというデータもあるほどです。
長時間のスマホ・パソコン使用では、どうしても画面を覗き込むように前かがみの姿勢になりがち。この姿勢では頭が前に突き出し、首が不自然に伸びた状態になります。
この「首が前に出た姿勢」が長く続くと、ストレートネックの原因となり、さまざまな体調不良を引き起こす可能性があります。
ストレートネックによる代表的な症状
1.首や肩の痛み
筋肉の緊張により、こりや痛みが慢性化することがあります。
2.頭痛
首周りの筋肉のこわばりが原因で、後頭部〜こめかみあたりにかけての頭痛が生じやすくなります。
3.めまい
神経が圧迫され、自律神経が乱れることでめまいが起こるケースも。
4.手足のしびれ
頸椎の圧迫により、神経に刺激が伝わり、手足のしびれや感覚異常を感じることがあります。
5.慢性的な疲労感
筋肉の緊張や血行不良が全身のだるさや疲労感につながります。
6.呼吸が浅くなる
姿勢の悪化によって胸郭(胸椎、肋骨、胸骨。胸の真ん中の骨)の動きが制限され、浅い呼吸になりがちです。
7.睡眠の質の低下
痛みや不快感、呼吸の乱れにより、ぐっすり眠れないという声も少なくありません。
さらに、頸椎や背骨の歪みから派生し、蓄膿症・中耳炎・歯並びの乱れ・ホルモン異常・坐骨神経痛・腎臓病・胆石・喘息など、多岐にわたる不調の原因となる可能性も指摘されています。
もしかしてその不調、ストレートネックが原因かもしれません
もしあなたが、上記のような体調不良に心当たりがあるのなら、それはストレートネックが原因かもしれません。
自宅で簡単にケア!「硬枕(木枕)、平床」でストレートネックを改善
硬枕・平床は“断食の神様”として知られる甲田光雄先生が提唱した自然療法「西式甲田療法」のメソッド。
日中に重力や姿勢の悪化で歪んだ頸椎や背骨を、就寝時に本来の状態へとリセットするシンプルかつ効果的な方法です。
硬枕(木枕)は、かまぼこ型の形状が特徴です。
首の自然な湾曲に沿ってあてがうことで、頭の重みを利用して首をやさしく牽引し、頸椎の歪みを矯正する目的で使用されます。下記リンク先参照して下さい。
平床は、ベニヤ板や木製フローリングなどの硬い寝床で眠る健康法です。硬い床に寝ることで、背骨の歪みが整い、血行が促進され、老廃物の排出をサポートする効果が期待できます。ベニヤ板は、厚さ10mm以上のものを使用してください。薄いものでは、たわんだり折れたりして、十分な効果が得られない可能性があります。下記サイトを参照願います。
※楽天市場で送料無料の「平床寝台」が販売されているようですので、ご検討ください。
「ベニヤ板や木製フローリングって言うけど、畳や塩化ビニール製のクッションフロア、カーペットじゃダメなの?」と思われた方もいるかもしれません。
しかし、畳は吸収した汗を放出しないため、ダニが発生しやすく、腐敗の原因にもなります。クッションフロアは汗を吸収しないので、表面がベタついて不快感があります。カーペットもまた、ダニの温床になります。
やはり、「木」がベストです。
硬枕・平床を画像で解説
①木枕は小さいサイズをチョイスし、タオルケット(コットンや麻など自然素材のものがベスト)などでサイズ調整
※ダイソーなどで販売されているマジックテープ式のゴムベルトで固定





②顎と床が水平になるようにサイズ調整
※本来、硬枕・平床は日中の活動中に、重力などで歪んだ頸椎や背骨を本来の形にリセットするメソッドです。なので、枕の高さが高くても低くても頸椎の歪みはリセットされません(高いと気道が「くの字」になって塞がり、呼吸困難もしくは無呼吸症候群の原因となる。低いと頭に血が上りやすく、鬱血やむくみ、寝返りが打ちにくくなるので、良性発作性頭位めまい症のリスクが高まるそうです。

③平床が痛いという方
敷布やシーツ、大きめのタオルケットを2~3枚敷いてチャレンジしてみて下さい。
硬い平床で眠れないのは、そもそも背骨が曲がっているためであり、それは疾病の危険信号、あるいは幸運にも早期に異常を発見できた兆しと考え、最初のうちは5分、10分でも構いません。
そして、徐々に枚数を減らしていき、最終的にはゼロ枚で、硬枕・平床で寝る時間を1時間、2時間と増やしていきましょう。
そうすれば、頸椎や背骨の歪みはリセットされ、痛みもなくなり、気がつけば熟睡できていて、朝を迎えているはずです。
※ちょっと解らない点がある等、質問疑問点がある方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。
※現在、あなたの心身に関するお悩み相談を無料で承っております。どのようなご相談にも、できる限り対応させていただきます。ご希望の方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。