マスク習慣が招く“思わぬリスク”とは?

――本来、私たちの身体には強力な免疫システムが備わっている

コロナ禍以降、マスクで口と鼻を覆うことが当たり前のようになりました。
今でも多くの人がマスクを着用し、特に冬に向けてさらに増えると予想されています。

しかし、研究者の間ではすでに
「人体の構造から見て、マスクによる過剰な対策は誤っている」
という見解が示されているのをご存じでしょうか。

◆ そもそも口と鼻は“強力な抗菌システム”だった

口と鼻には、もともと細菌やウイルスから身体を守るための機能が備わっています。
中でも重要なのが 唾液 です。

唾液には以下のような抗菌成分が含まれています。

成分名      役割
過酸化水素    強力な殺菌効果
ラクトフェリン  細菌やウイルスの増殖を抑える
リゾチーム    細菌の細胞壁を破壊

唾液によって口腔内は本来“自動的に消毒される”仕組みになっているのです。

しかしマスクを長時間つけることで呼吸が浅くなり、口呼吸が増えると、
唾液が減少 → 口が乾燥 → 抗菌機能が低下
という悪循環が起きます。

その結果…

・咀嚼(かむ)回数が減る

・顎まわりの筋力が衰え、顔のたるみが進行

・嚥下機能(飲み込む力)が低下

・虫歯・歯周病・口腔感染症が増加

こうしたトラブルは「マスクをつけているから安全」という思い込みの裏で、確実に進んでいるというわけです。

◆ 鼻呼吸には“最強の免疫システム”が備わっている

もう一つ見落とされがちな重要ポイントが 鼻呼吸 です。
人間の身体は、鼻で呼吸するだけで免疫を働かせる仕組みを持っています。

・鼻の副鼻腔では常に 一酸化窒素(NO) が生成されており、これが強力な殺菌作用を発揮します。

・鼻から吸い込む空気と共に NO が気道へ運ばれる

・細菌やウイルスを殺菌

・呼吸器を清潔に保つ

・さらに肺と心臓の血流をサポート

つまり 「鼻で吸うだけで身体を守っている」 ということです。

さらに研究では、
呼吸をするだけで細菌のRNAが約50%減少する
というデータも報告されています。

◆ マスクで失われる「自然免疫」 特に子どもは危険

ところがマスクを続けると、無意識のうちに口呼吸が習慣化。
こうなると一酸化窒素の生成量が大幅に減少し、防御力が落ちてしまいます。

特に子どもは影響が大きく、

・鼻呼吸が育たない

・免疫機能の発達に悪影響

・顎の成長や顔の骨格形成にも影響

といった問題が指摘されています。

◆ 結論:「過剰なマスク」よりも「正しい呼吸」を

マスクは状況に応じて使い分けるべきですが、
“常時マスク=健康的”という考え方は見直す必要があります。

最も科学的でシンプルな対策は、

✅ 鼻から吸い、口から吐く「正しい呼吸」を習慣化すること

これにより、本来身体に備わっているバリア機能を最大限活かすことができます。

▼ この冬こそ見直したいポイント

・できる限り鼻呼吸を意識する

・長時間マスクをつけっぱなしにしない

・口の乾燥を防ぎ、唾液をしっかり分泌させる

・食事はよく噛む=唾液と免疫を活性化

身体の機能を味方につければ、
余計な不安に振り回されることなく、冬を元気に乗り切れるはずです。

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